女子会

おばあは近所の友人(みんな80代)たちと、定期的に女子会を開く。食べ物を持ち寄り、昼から夕方まで飲み食いしながら、それはそれは楽しくおしゃべりをして過ごすらしい。そこからおばあが持って帰ってきた料理が、その日の僕の晩ごはん(おばあめし)になる。

スポンサーリンク
おばあがはしゃいでハメ外す

おばあが『女子会』再開の喜びを孫におすそ分け!?仕出し屋の豪華弁当と追加の手料理で大満足!

自粛生活に加えて蒸し暑い日が続き、僕のおばあは外出する機会がめっきり減ってしまった。以前のように近所の友人の家を気軽にたずねることもなく、家の前を軽く掃除することも人任せにして、窓際で風にあたりながらテレビを見ていることがほとんどだ。 だけ...
おばあめし

86歳のおばあの好みは鬼滅の刃の禰豆子柄!おしゃれマスクで『全集中』で作った晩ごはん

おばあはあまり手を洗わない。外に出かけたあとも、台所に行ったかと思うと、タライに溜まっている水にじゃぼんと手をつけるだけだ。台所に立ったときも似たようなもので、いきなり食材や包丁をつかんで調理をはじめる。おにぎりを握るときだけは、さすがにし...
おばあめし

女子会帰りのおばあが作るマルちゃん正麺(芳醇こく醤油)

僕が晩ごはんを食べにやってくると、おばあが待ち構えていたようにイスから立ち上がった。そしてまっすぐ台所に向かって行く。すり足だけど上半身にブレがなく、どういうわけか剣の達人みたいな凄みがある。おばあの気迫に圧倒されつつ後を追うと、ガスコンロ...
おばあの贅沢三昧

肉!魚!豆!おばあがつくるタンパク質メニュー!

おばあの家に向かう5分ほどの道のりを、ちょっと急ぐだけで息切れがする。運動不足で体が相当なまっているらしい。近ごろ本格的に寒くなり、日課にしていたママチャリでのサイクリングをサボっていたツケが早くも回ってきたのだ。 運動しなくても腹は減る。...
おばあのサプライズ

「肉入ってないやんか、おばあ!」“肉なし”すき焼きで満足の理由

食欲をそそる醤油と砂糖の甘辛い香りに、この平べったい鉄鍋といえば、僕の好きなあれしかない! 急いでテーブルに着くと、向かい側から―― おばあの手が伸びて来て、フタをつまみ―― 勢いよく開けると―― 思った通り、すき焼きだ! メインの具材は何...
いくつになっても孫は子ども

出されたら感謝せずにはいられない!握り寿司とアスパラの肉巻き

メニュー ・握りずし ・アスパラの肉巻き ・茹でもやし(かつお節乗せ) ・茶碗蒸し(みやけ食品) ・サラダ 生:トマト、玉ねぎの醤油漬け、キャベツ 茹で:ブロッコリー、アスパラガス、ほうれん草 すごいぞ、今晩は握り寿司だ! ちらしや太巻きが...
おばあのサプライズ

こんなの『が』いいんだよ!80代の女子会弁当と冬至のゆず湯

「今晩は、こんなんしかないで!」 おばあがいきなりキレ気味にいった。晩ごはんを食べにきただけで、なんで怒られないとだめなんだ……。わけがわからないままテーブルに着くと、そこにあったのは―― メニュー ・女子会の弁当 ・ミートボール? ・ナカ...
いくつになっても孫は子ども

おばあがボケて買ってきた?謎の特上ダブルカツ丼!

ついにおばあがボケてしまったのか? 居間にやってきた僕は、その場で立ち尽くした。いつもの晩ごはんの時間だというのに、テーブルには何も用意されていない。それなのにおばあは平然と席に着き、北朝鮮のミサイルが映るテレビ画面をボーっと眺めている。 ...
いくつになっても孫は子ども

おばあはごはんをよそわせてくれない。鶏ささ身の唐揚げと炊き込みごはん?

おばあは僕にごはんをよそわせてくれない。半年ほど前から、わき腹に肉がついてきた僕の体型を気にして、おばあはごはんのお代わりを禁止した。そこで僕は自分で1杯目をよそうとき、2杯食べなくても満足できるように茶碗を山盛りにした。するとすぐに見つか...
いくつになっても孫は子ども

母の日におばあが女子会!? 豪華な(買ってきた)ちらし寿司と甘いイチゴ

おばあは近所の同世代の友人と集まって、月に2回ほど女子会を開いている。おばあは「食事会」なんて、上品な料亭かレストランにでも行くようないい方をしているけど、実際には各自が料理や菓子を持ち寄って、どこそこの誰々が死んだとか、死にそうだとかいう...
おばあがはしゃいでハメ外す

おばあたち(全員80代)の女子会の日 孫に食わせるスーパーのお買得弁当

「今日はこんなんしかないで」 とおばあがいった。夕飯のテーブルには、プラスチックのトレーに入った弁当がのっている。 透明なフタには「お買得品」の文字。おばあが夕飯に、こういう市販の弁当を並べたのははじめてのことだ。 おばあは近ごろ、出来合い...
おばあめし

おばあがつくる少量多品種料理の謎! 鶏の唐揚げと白和え

玄関を開けると、香ばしい揚げ物のかおりが充満していた。おばあはいつも揚げ物を、大きなアルマイトのバットに山盛りつくる。鶏肉、れんこん、さつまいも。カリッと揚がった唐揚げや天ぷらの山が、頭の中に現れて黄金の光を放っている。僕はつばを飲み込み、...
スポンサーリンク