おせち料理ができない孫が祖母に作る正月料理。豪華すぎ!?焼き伊勢海老と『年越したうどん』

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あけましておめでとうございます!
おかげさまでおばあとともに2023年を迎えることができました🎍

毎年恒例、元日の楽しみといえば、初詣とか初日の出とか寝正月とかいろいろあるけど、僕にとっては何と言ってもおばあが作るおせち料理!

新年を彩る料理を目にして、味わうと、年末年始の怠け心が一掃されて、“また一年頑張ろう!”というやる気がわいてくるのだった。

ところが今年は、手作りの料理が一品もない。買ってきたものすら出てこない。

それもそのはず。高齢のおばあは昨年、台所に立てなくなってしまった。

だから仕方ない……いや、だからこそ、僕が代わりに作らなければ! そして新年のはじまりに、僕よりもおばあにこそ、“また一年頑張ろう!”というやる気をみなぎらせてもらいたい!

この前のクリスマスの料理はなんとかうまくいった。

おばあは終始機嫌がよく、サンタクロースの衣装まで自らすすんで身に着けてくれた。

でもおせち料理なんて、何をどうすれば。黒豆ひとつとっても、おばあは丸一日かけて煮ていたし、もう全部買ってくるしか……と手作りは諦めかけていたところ、自宅前に珍しくクール便のトラックが停まった。そして届いたのは、超がつくほど豪華で新鮮な食材!

それはなんと、
高知から送られてきた生きた伊勢海老
生きた伊勢海老!! おばあの知り合いが、出版祝いを兼ねて高知から直送してくれた。これもおばあの人徳、ほんまにありがとう!!!

とはいえこんな高級食材、今まで数えるくらいしか食べたことない。何年も前に送ってもらったときは、おばあが塩ゆでにしてくれた。

伊勢海老なんて見た目が豪勢なだけで味は大ざっぱ……なんてことはなく、茹でてダシが出ているのに身は味が濃く、今でも想像すれば舌の上に味がよみがえってくるほどおいしさかった。

だけど今回は焼いたやつがいい。僕が沖縄にいたとき、海沿いの食堂でボーナスを奮発して食べたことがある。身の味は塩ゆで以上に濃厚で、まさに絶品だった。それをおばあにも食べさせたい!

というわけで、まずは元気いっぱいの伊勢海老をどうするか。急所を突いてシメようにも方法がわからない。そこでひとまず、
生きた伊勢海老を氷水で仮死状態にしているところ
氷水に漬けて仮死状態にした。それから包丁を押し当てて一刀両断……とはいかず、殻が固すぎて丸みもあるから、刃が滑ってあやうく自分の指を切断してしまうところだった。

そこでキッチンバサミを頭と尾の関節から差し込んで、
伊勢海老を半分にしたところ
根気よく一周しながら半分にした。それを、
半分にした伊勢海老をフライパンに乗せてアルミホイルに包んで焼くところ
フライパンに乗せて焼く。

両面焼けるオーブンがないので、伊勢海老をアルミホイルに包んで蒸し焼きにしているところ
塩と水を振り、アルミホイルでフタをして蒸し焼きに。海老が焼ける香ばしくて食欲をそそる香りが立ち上ってくる。

殻は固いし身は分厚いから、ちゃんと焼けるか心配だったけど、アルミホイルを開けると、
半分にしてフライパンとアルミホイルでで蒸し焼きにした伊勢海老
見るからに、身がプリプリだ!

おばあはいつも料理の出来には厳しいのに、今回ばかりは
「うまいこと焼けてる」
と素直にほめてくれた。

身はあらかじめ切り分けておいたので、
焼いた伊勢海老の身にフォークを刺して食べるところ
おばあは一切れフォークにさして、
フォークで伊勢海老を食べる祖母
パクりと口にいれる。そして下した点数は、

 
 
 
 
 
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(画像の右側をタップすると4枚目で動画が見れますよ)

「100点」
って、これで100点じゃなかったら、もうお手上げやで、おばあ!
正月の料理を前にして笑顔の祖母(おばあ)
満面の笑顔を見せてくれたおばあが、続いて食べているのは、もう一品の特別メニュー。

年越しそばを食べずに寝てしまったおばあのために、
餅と肉とわかめと水菜を乗せたうどん
『年越したうどん』を作った。おばあは“そばよりうどん派”だから、麺はうどんにした。

乗せた具材は
●牛肉(吉野家のミニ牛丼の具)
●わかめ
●餅
というおばあの好物に、野菜も食べてほしいので水菜も加えた四種類。

おばあはこちらも気に入ってくれたようで、
うどんをすするおばあちゃん
まるで写楽の浮世絵みたいな力強いフォームで、一気に食べすすむ。 

それにしてもこのメニュー、目標だったおせち料理からかけ離れてしまった。でもおばあのその食べっぷり、どんな料理よりも縁起がいい気がする! その食欲をこれからも発揮して、今年も元気でいてくれや、おばあ! 

そしてみなさまにとってもいい年でありますように🐰

 
 
 
 
 
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