料理ができない祖母に代わり、自分の誕生日に孫が作ったスペシャル鶏料理!

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3月7日はサウナの日! だからみんなサウナに……行くのもいいけど、僕にとっては自分の誕生日! なんて去年も同じようなことを書いたような……。だけど今年の誕生日は、去年とは決定的に違う。それは夜ごはんを僕自身が用意したということ。さらにおばあが食卓にいないということだ。

去年まで僕の誕生日は必ず、おばあが豪華な夕飯を作って祝ってくれた。ところがおばあは先月コロナにかかって入院してしまい、体力が完全に戻っておらず、まだ台所に立つのは難しい。

それにリハビリをかねて通うようになったデイサービスの日だったので、体を動かして疲れてしまったのだ。だから孫のお祝いどころではないようで、さっさと寝てしまった。

おばあの料理が食べられないのは、すでにわかっていたこと。しっかりリハビリしてゆっくり休んで、もっと良くなってもらいたい。

とはいえ、特別な日におばあがよく作ってくれた巨大な『鶏のもも焼き』が無性に食べたくなって、自分で作った……わけではなく、商店街の鶏肉専門の惣菜屋で買ってきた。それを電子レンジであたため、これまたレンチンした山盛りのキャベツに盛り付けた。

さっそく席に着き、ガブリとかじると――
鶏のもも焼きやキャベツのサラダなど誕生日の晩御飯のメニュー
甘辛くスパイスの効いた味付けと、ジューシーな焼き加減……こんなのとても自分ではつくれない!

たしかにすごくおいしいけど、塩を振って焼いただけのおばあの『鶏のもも焼き』が、なぜかさらに食べたくなった。今度おばあに聞きながら、自分で再現してやる! と誓って、手づかみで肉を頬張った。

メニュー(自作)
・鶏のもも焼き(惣菜)
・山盛りレンチンキャベツ
・レンチンもやしオムレツ(翌日のおばあ用と一緒)
・レンチン野菜(翌日のおばあ用と一緒)
 小松菜、ほうれん草、ニンジン、シメジ

そしておばあが翌日に食べる昼と夜のおかずも、僕が一緒に作っておいた。こちらもメインはスペシャルな鶏肉料理。鶏もも肉を細かく刻んで電子レンジで火を通し、おばあの好物のキムチと合わせた『豚キムチ』ならぬ『鶏キムチ』だ。
孫が祖母に作った「孫めし」鶏肉とキムチの鶏キムチ
味見をすると、鶏もも肉は柔らかく、鶴橋の本格的なキムチの旨味と合わさって……この料理、我ながら絶品だ! だけどはじめて作ったものだし、味にうるさいおばあが何と言うか。心配しながら翌日の昼、おばあのところへ行った。

さっそく料理を出すと――

 
 
 
 
 
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おばあは相変わらずものすごい食欲を発揮して、どんどん食べすすむ。
孫が祖母に作ったごはん。ニンジンやほうれん草、シメジを電子レンジで火を通したもの
柔らかくなるまでレンチンした野菜や、
孫が祖母に作った明太子ふりかけのおにぎり
明太子ふりかけをまぶしたおにぎりも、大きく開けた口の中に消えていく。

「おいしいですか」
と聞くと
「…おいしいです」
と、口の中に声がこもっていた。

料理を頬張りすぎて、口に残っているのだ。そんな状態で話しかけた僕が悪いのに、指摘するとおばあは笑ってくれた。

今年の3月7日はおばあの手料理も甘いケーキもなかったけど、その「おいしい」という言葉が、何よりもうれしいプレゼントやで、おばあ!


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