孤独のグルメに触発されて、おばあに食べさせたい富山グルメ…のはずがお隣の金沢グルメに!『ゴーゴーカレー監修 カレーまぜめんの素』

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食べ慣れた大好物から正体不明の無国籍料理まで、あれこれ注文したものの、期待と不安が入り乱れる心の声が止まらない。

このおじさんがはじめて訪れた飲食店で食事するときの心境は、おばあが作るちょっと変わった料理“おばあめし”と対峙したときの僕と一緒だ!

たまたま目にして雷に打たれたように共感し、心をわしづかみにされて以来、欠かさず視聴を続けているテレビ東京のグルメドラマの金字塔『孤独のグルメ』。はた目には毎回おじさんがごはんを食べている“だけ”……いや、“だから”こそ、唯一無二の魅力を放っている。初回放送から10年めに突入し、まだまだ終わる気配がないのも当然だ。

登場する飲食店は、首都圏がメイン。それがシーズン10までやってきて、ついに……北陸が舞台に!

市街地はほどよく栄え、ビルは多いのにゆったりとした雰囲気で、伝統的な建造物や史跡、美術館も点在し、僕好みの観光スポットにも事欠かない。大阪から特急サンダーバードでひとっ飛びなのもたまらない。そして何より、海の幸、山の幸、中華料理……何を食べてもご当地グルメがおいしい!

『孤独のグルメ』の主人公、井之頭五郎さんが訪れたのは富山県富山市。趣ある岩瀬エリアで、前を通り過ぎた廻船問屋、僕も行ったことがある。富山で食べる『カニ面』も白エビも海鮮丼も最高だよね、五郎さん!

お土産のパック入り富山ブラックラーメンを、おばあに作ってもらって一緒に食べたのが懐かしい。

ヨモギを練りこんだ氷見うどんも、香りといいのど越しといい絶品だった。

他におばあに作ってあげられそうな富山グルメ、何かないかな。富山でメジャーなとろろ昆布のおにぎりもいいけど、何度も作っているし。なんて思いながら、大阪のスーパーを巡っていると……これは!?

“ゴーゴーカレー”の文字を発見! 富山のお隣、石川県金沢発祥のカレーがこんなところに! しかもよく見ると『ゴーゴーカレー監修 カレーまぜめんの素』とある。ゴーゴーカレーと、おばあが好きなうどんのコラボとは! これはもう、作らないわけにはいかない!

この前も石川発の『とり野菜みそ』だったけど、

今回も石川グルメにお世話になることに決めた。富山グルメは、次の機会のために、家で手軽に作れるものを調べておこう。

というわけで早速買って、おばあの家に行き―
『ゴーゴーカレー カレーまぜめん』のパッケージ
“ゴーゴーカレーまぜめん”作りにとりかかった。

作り方は簡単、うどんをゆでて、ペースト状の素をまぜ、具材をトッピングするだけ。ゴーゴーカレーらしく、具材はとんかつと千切りキャベツ、ゆで玉子がおすすめとパッケージ裏面に書いてある。

だけど国産豚肉のこま切れが安かったし、細かな具材をまぜたほうが、箸が持ちづらくなったおばあには食べやすいはず。そこで、
具材を混ぜたゴーゴーカレーのまぜ麺
豚肉、キャベツ、ニンジンをゆでてまぜこんだ。

そこに、
ゴーゴーカレーまぜめんのペーストをうどんに乗せたところ
カレーペーストを乗せる。その途端、金沢で食べたあのゴーゴーカレーの香りが漂ってきて、
ゴーゴーカレーまぜめんのペーストを混ぜたうどん
まぜればまぜるほど、食欲を猛烈に刺激してくる!

ゆで玉子はせっかく作るなら、半熟でよく混ざる温泉玉子がよさそうだ。
これも作り方は簡単で、
皿に割った生卵
生玉子を割り入れた皿に、温泉卵を作るために、黄身に箸で穴をあけているところ
玉子が浸かるくらい水をはって、破裂しないよう箸の先で黄身に穴をあける。

あとは加減を見ながら電子レンジでチンするだけ……
電子レンジで作った温泉卵が皿に入っている
なのに、ちょっと固めになってしまった。

それにうどんは、おばあの好みに合わせて長めにゆでたから、やたらとふやけて量が増えている。具材もどっさり入れたし、いくら食べることが好きなおばあでも、88歳の胃袋には多すぎるかも……。

とはいえ、
皿に盛りつけ、温泉卵を乗せたゴーゴーカレーまぜめん
完成したゴーゴーカレーまぜめんを、
ゴーゴーカレーの混ぜうどんを食べようとする祖母
おばあの前に持っていくと、
ゴーゴーカレーまぜめんを食べる祖母
すごい勢いで食べはじめた。

ゴーゴーカレーの甘くてスパイシーな香りに、おばあの旺盛な食欲が全開になったのに違いない!

 
 
 
 
 
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味の感想も素直に、
「おいしい」
と言ってくれた。

ところがいつものように点数を聞いても、無言でうどんをすすり続ける。

おばあ、僕の声、聞こえてる!?
と大声で言おうとした瞬間、はっと気がついた。おばあは今、夢中になって食べているんだ!

だったら何も言わなくていい。そんなん逆にありがたいわ、おばあ!

そして結局、
ゴーゴーカレーまぜ麺を
完食した後の皿
僕でも多すぎると感じた、あれだけの量を全部平らげてしまった。

その食べ終えた後の、
食事を終えた後の満足そうな祖母
何か大きな仕事をやり遂げたような顔!

それを見て分かった。満足そうなその顔が、料理を作る者の励みになるということを!

だから僕に作ってくれていた料理は、食べきれないほど大量ったんたんやな、おばあ!
食べたらまたその顔になる、全部平らげずにはいられない料理作ったるで!