おばあは子どものころ、愛媛の山奥にあった家の手伝いで煮炊きを覚えた。大工の棟梁だったおじいと結婚したあとは、職人たちのために日々のメシを用意した。おじいがなくなった今は、僕のために料理をつくってくれている。そうやって鍛え続けてきたおばあの調理技術は、料理人顔負けのレベルに達している‥‥のか?
はじめて作るハンバーグ、成功の秘訣は『付け足し』!煮込み豆腐ハンバーグ!だけどおばあの辛口評価は…
おばあが食べているのは――僕がはじめて作ったハンバー――グ!! と“師匠”風に叫びたい!なぜなら、「お前が? ほんまに作ったんか?」とおばあが素直に信じてくれないから。だけどそれは、裏を返せば、“僕が作ったと思えないくらい出来がいい”という...
大阪のおばあが、北陸のソウルフードに大満足!?まつや『ピリ辛とり野菜みそ』鍋(聖護院大根入り!)
おばあに作ったこの日の“まごめし”は、久々の鍋。味付けは、おばあと僕が大好きな鍋の素、まつや『とり野菜みそ』のピリ辛味!この『とり野菜みそ』の鍋、北陸の家庭で鍋といえば真っ先に名前があがる、地元で愛されるソウルフードだ。石川県在住の知り合い...
「うどんがええ」って祖母が言うから作ったった!うどんはうどんでも、長崎名物!マルタイの皿うどんを!
「うどんがええ」とおばあが言うので、もちろん作った! うどんはうどんでも、麺がパリっと揚がった長崎名物、皿うどんを! 麺は博多のとんこつラーメンより細くて、固さは“バリカタ”どころかカチカチのパリパリで、汁の代わりにあんかけがかかっている。...
おばあが辛いのがいいって言うから!孫が作って祖母が食う!激辛ハバネロふりかけおにぎり
僕がおばあに料理を作るとき、気を付けているのは味を濃くしすぎないこと。 おばあは僕が物心ついたときから血圧が高く、朝晩服用する降圧剤が欠かせない。高血圧からくる片頭痛にも長年、悩まされてきた。原因はわかっている。濃いめの味のものが好きだから...
とうもろこしごはんにポタージュスープ!孫がおばあに作る思い出の味!とうもろこしづくし
スジャータのコーンポタージュスープに、とうもろこしの粒を一本分追加。それを温めて出したところ、味にうるさいおばあが、珍しく素直に褒めてくれた。愛媛の山奥で生まれ育ったおばあにとって、とうもろこしは貴重な”甘味”だった。毎年、収穫の時期が待ち...
超甘党のおばあの原点!トウモロコシを孫が大量投入!?スジャータのコーンクリームポタージュ
僕の祖母おばあは、とにかく甘いものに目がない。僕がいくら腕によりをかけて、おばあの好きな料理を作っても、買ってきたケーキやいちご大福のほうが「そら、おいしいわ!」と当たり前のように言い放つ。テーブルに常備してある飴が残り少なくなると、飴の補...
おばあの味が継承できた!?孫が作った『大根の炊いたん』
ほんの数ヶ月前まで、おばあが料理をしていたころ、得意の煮物料理にはよく大根が入っていた。大きな輪切りでおでんの具にするのはもちろん、短冊切りや拍子木切りなどさまざまな形で、すき焼きや『ごった煮』にも入っていた。どの料理の大根も、おばあがひと...
孫の手作り酢豚と市販のバターカステラ』、おばあが選んだおいしい方はどっち!?
僕は前回、餃子に酢豚のタレをかけ、おばあの大好物の中華料理をミックスした。餃子と酢豚を一緒にするなんてちょっと奇抜にも思えるけど、味見をすると……かなりいける! おばあ好みの甘辛いタレは同じ中華料理だからか餃子との相性はばっちりで、これは絶...
今度は孫がおばあに作る!餃子と酢豚、おばあの好物をミックスしたオリジナルメニュー
僕の作った『まごめし』を、おばあはバクバクと一気に食べてくれた。 この投稿をInstagramで見る おばあめし(@obaameshi)がシェアした投稿 これほど勢いよく食べて...
簡単そうで奥深い!孫が受け継ぐ、おばあの味噌汁の秘訣
僕が食べたいものをリクエストすると、おばあは返事もせず聞いていないフリをする。とはいえ早速、翌日の晩に作ってくれることもあれば、僕がすっかり忘れたころに用意してくれることもあった。思い返せば、僕の要望におばあは必ずこたえてくれた。おばあが台...
孫が祖母に料理を作るようになってわかった、毎日誰かに料理を作ることのすごさ
おばあに料理を作るようになって痛感しているのは、料理のレパートリーを増やすことの難しさ。僕に毎日ちがう料理やおにぎりを作ってくれたおばあの偉大さが、今自分が作る番になって身にしみてわかる。日々、知恵をしぼり、長年みがいてきた技術を駆使し、定...
入れ歯のおばあも食べやすい!孫がつくるレンチン・ニンジンと春の花柄おにぎり
僕の歯が丈夫なのは、おばあのお陰だ。おばあは僕が物心ついたころから部分入れ歯をはめていた。入れ歯を外すと別人のように見えるし、月日がたつとさらに本物の歯は『にせもの』に置き換わっていく。まるでおばあ自身が、得体の知れないものに乗っ取られてい...