孫がおばあに初めて作ったおにぎりは高菜!おかずは好物の豚肉とカボチャの【孫めし】

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今日のメニューは、僕の祖母、おばあが作った『おばあめし』……ではなく、僕が作ったおばあのごはん『孫めし』。コロナにかかったおばあは重症化することなく回復したものの、10日ほどの入院で筋力が落ち、台所に立つのはちょっとつらそうだ。

だから退院後は、僕がおばあのごはんを作っている。朝は変わらず、ゆで玉子にヨーグルト、チーズ、そしてザラメ砂糖をたっぷり入れた紅茶をおばあ自身で用意できるし、ごはんも炊けるので、僕が作るのは昼と夜のおかずだけ。

とはいえ、食べやすくておいしい元気が出るものを食べてもらいたいけど、一体何がいいのやら。自分が病み上がりだったら何を食べたいか……そうか! おばあが僕に毎日作ってくれていた、おにぎりだ!

今度は僕がおばあにおにぎりを作る番だ! とひらめいて、おにぎりを作ることに決めた。だけど僕にはおばあのように斬新でおいしい具材を見抜くセンスも、大きなおかずを貼り付ける技術もない。だから選んだのは、間違いなくごはんにぴったりな高菜の油炒め! おばあも好きなごはんのおともだし、ちょっと特別な感じがするし、細かく刻んであって食べやすい。
高菜と『あおさ』味のゴマふりかけをかけたおにぎり
おばあなら高菜を『これでもか!』というくらい大量に混ぜ込むけど、高血圧のおばあには塩分が大敵。だから量を控えめにして見た目が寂しくなったので、『あおさ味』のゴマふりかけも表面にふりかけた。

おかずは、おばあもよく作ってくれた『南瓜の炊いたん』……ではなく、
祖母に作ったカボチャを電子レンジで柔らかくしたもの
細かくしたかぼちゃを、電子レンジでしっかり火を通したもの。ひとつ味見すると、柔らかくて甘みが出ている。ニンジンも同じくチンして、そこにブルドッグソースの『野菜だしと炒め玉ねぎ』ドレッシングをかけて酸味と旨味をプラス。

そしてメインディッシュはーー
豚肉の細切れに黄金の味をかけたもの(祖母の晩ごはん)
豚肉(宮崎のもち豚)の切り落としを茹でて、焼肉のタレ『黄金の味』をかけたもの。味付けは僕がヘタにするより、市販のタレにたよることにした。そのほうが簡単だし、何より確実においしくなる。

とはいえ味にうるさいおばあは、これを食べてくれるのか……心配しながら昼に行き、昨晩作っておいたものを温めて出した。デザートには、おばあの好物のいちごも追加した。

するとおばあは、まずはカボチャからバクバクと口に運ぶ。

 
 
 
 
 
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「おいしいですか?」
とたずねると、
「おいしいよ!」
と元気な答えが返ってきた!

おにぎりもスプーンで崩しながら、あっという間に消えていく。それにニンジンも肉も、付け合せのピーマンも、すごい勢いで食べてくれる。

自分が作った料理を、きれいに平らげてくれるのがこれほどうれしいとは! 今になって僕は、料理を食べるだけじゃなく、作る喜びを知ってしまった。とてもおばあのようにはいかないけど、これからもおいしくて栄養があって、食べると楽しくなる料理を作るで、おばあ!