『白菜があればすぐできる』のに具材を追加!孫を太らすおばあの八宝菜

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『南瓜の炊いたん』や『カブのおにぎり』など、おばあの料理がおいしくて、僕はまさに食欲の秋の真っ最中。それでいて普段は座りっぱなしだし、このままでは冬眠前の熊のように丸々と太ってしまう……。

このままではだめだ! と思い立ち、仕事がきりのいいところで席を立ち近所を走り回った。ランニングといえば聞こえはいいけど、目的地も定めず、ただ思いついた方向に突っ走る。するとダウンコートで着ぶくれした顔見知りの主婦が自転車で通り過ぎた。いつもは明るく挨拶してくれて、そのままご近所の話題で盛り上がるのに、視線をチラッと向けただけで見て見ぬふりをされた。

11月の平日の明るい時間帯に、無精ひげのまま短パンとTシャツで住宅街を疾走している様子があまりに異様だったのかもしれない。僕のことがご近所の井戸端会議の話題に上るのは間違いない。

そこから逃げるようにペースを上げて走っていると、いつの間にかおばあの家の方に向かっていた。そのまま進んで家に駆け込むと、おばあは台所で何やら調理している。作っているのは、鍋の中でグツグツ煮える久しぶりの八宝菜!

『白菜があればすぐできる』という八宝菜の素を使っている。これ、前にも使ってくれた、おいしいやつだ! 体じゅうから汗が噴き出してきたけど、そのまま調理の様子を観察せずにはいられない。

 
 
 
 
 
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できばえを聞いてみると、
「百点満点や!」
と威勢のいい返事。これはますます期待が持てる!

そして晩ごはんの時間になり、さっきのランニング以上のダッシュでおばあの家に向かった。

「おお、きたんか!」
と迎えてくれたおばあの声は、いつも以上に明るく張りがある。そしてその顔には――
食卓に座って笑顔の祖母
満足気な笑みが。

おばあはいつものように、僕より先に食事を終えている。やっぱり八宝菜の味がよかったらしい。

僕も席に着き、早速八宝菜に箸を伸ばる。すると妙なことに気がついた。これ、『白菜があればすぐできる』やつだけど――
皿に盛りつけた八宝菜『日本ハム 中華名菜 白菜があればすぐできる! 八宝菜』使用
白菜の他に、鶏肉も追加してるやろ、おばあ!

このアレンジ、淡泊な鶏肉にダシの効いた餡、それに他の具材との相性もばっちりだ!

それに他のおかずも――

刻み昆布とミニトマトが乗ったキャベツのサラダ
サラダには刻み昆布と、いつものミニトマトより一回り大きなトマトが2個乗っているスペシャル版だ。さらに、近ごろよく作ってくれる――
皿に乗った鮭のアラの煮付
『鮭のアラの炊いたん』まであって、ごはんがどんどんすすむ。

メニュー
・八宝菜
『日本ハム 中華名菜 白菜があればすぐできる! 八宝菜』使用
・鮭のアラの炊いたん
・サラダ
刻み昆布、ミニトマト、キャベツ

ついに茶碗は空になり……ランニングしたから、ええやろ! とおばあと自分に言い訳し、ごはんをお代わりした。

結局、今晩も食べ過ぎてしまった。やっぱりおいしいものはやめられない。誰にどう思われてもいいから、また走ってチャラにすればいい。それが僕のスポーツの秋だ。