ダイエーの鴨肉で“ひとり鴨鍋”&シメの鴨うどん!薬味はパクチーでタイ風に味変

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なんなんだ、この肉は!? 牛でもないし豚でもない。鶏肉に似てるけど赤みが強くてなんかちがう。

ダイエーの肉売り場の最前列で、こんな肉を見つけたのははじめてだ。おばあも買ってきたことない。ダイエーが新しく仕入れるようになった、珍しい“推し”の肉なのか。

まさか……日本中に増えすぎた熊の肉とか!? 熊対策で警察や自衛隊まで投入した結果、いつの間にかどんどん狩られるようになって大阪のダイエーにまで肉が流通しはじめたとか!?

興味をひかれてパッケージを見ると、そこには“鴨”と“タイ産”の文字。

えっ!? 熊肉じゃない……というより、鴨肉やんか! そばでもうどんでも鴨南蛮は大好物! 鶏肉とはひと味ちがう、濃厚なうま味と脂が溶けだした汁は絶品だ。

だから今夜は鴨肉とうどんで鴨南蛮……も捨てがたいけど、また一段と寒くなったし、鴨肉で“ひとり鍋”もいいかもしれない。そうだ! 鍋ならシメにうどんという手がある!

鴨肉の値段は598円に、黄色いシールが貼られた3割引きとけっこう手ごろ。あまり聞かないタイ産というのがちょっと気になるけど、今晩は、はじめて作る鴨鍋だー!

というわけで買ってきたのが――

鴨肉やネギ、白菜など鴨鍋の具材。

こんな食材。

メインはもちろん――

調理する前の鴨鍋に使う鴨肉

鴨肉。

それに、これまたちょっと珍しい――

買ってきたパクチー

パクチーも。

鴨肉がタイ産だから、タイ料理に欠かせないパクチーも合うかも!

なんて連想が頭をよぎったのもあるけど、十数年前にバックパッカーとしてタイを旅したときから、独特なパクチーの香りがクセになった。だから今回は味変で、なつかしいタイの風味をプラスしてみる。

味付けは付属の『鴨鍋のつゆ』と、

パックに入ったマルコメの『プラス糀 生塩糀』

塩麹をブレンド。

土鍋にダシと塩麹を入れて鍋料理を作っているところ

付属のつゆが想像以上に塩気が濃くて、半分くらい入れて味見したら塩辛すぎた。だから中身をけっこう捨てて、水でうすめて調整するはめに。

そんなこんなで味がととのったら、

土鍋でニンジンと玉ねぎを煮ている。

火が通りにくい玉ねぎとニンジンを入れて煮て、

土鍋に白菜やネギ、キノコなどを入れて鍋料理を作っているところ

長めに切った青ネギや白菜、キノコなどを加えてまたフタをして煮て、

煮えた白菜やキノコなどが入った土鍋

白菜がしんなりしたところで、

土鍋に野菜や鴨肉を入れて調理途中の鴨鍋

鴨肉投入! あとはまたフタをして煮るだけ。

そのあいだに、はやくもシメの――

ステンレスの鍋でうどんを茹でているところ

冷蔵のうどんを煮ておく。

近ごろ僕もおばあのように、やわらかめのうどんのおいしさがわかるようになってきた。それに味もさることながら、やわらかいうどんは消化が早いので、胃腸への負担が少なくて夜に食べてももたれないのがうれしい。

歳を重ねると、そんなことでも食べ物の好みが変わってくるのだと最近になって実感している。おばあが食べていた“やわやわ”のうどんなんて絶対、おいしくないと思っていたけど、今ならその気持ち、わかるでおばあ!

というわけで、鍋が煮えたら、

食卓に並べたフタをしている土鍋

食卓に持っていき、

土鍋のフタを片手でつかんで、フタを開けようとしている

フタを開けると、湯気とともに現れる、

土鍋で作った鴨鍋

よく煮えた具材たち。立ち上る香りが鶏肉よりも濃厚で食欲をそそる。

それではさっそく具材を――

小皿に取り分けた鴨鍋の具材

皿に取って、いただきます!

まずは鴨肉から。見た目は鶏肉に似ているけど、よく見ると赤色がかっている。食べると弾力があってうま味も強い。そうそう……これだよ、これ、と言いたくなる久々の鴨肉の味。

そして汁もすすると、溶けだしたうま味がおしよせる!

これだけでも充分だけど、ここにー―

小皿に盛りつけたパクチー

大きめに切ったパクチーを、

パクチーをトッピングした鍋の具

投入! それを汁にひたしてからすすると、思った通り……というよりそれ以上に、タイ風になってる! クセのある香りが鼻から脳天を駆け抜ける。

城塞都市チェンマイの路面店で味わった謎の汁物の味、そして店の中から見た通りの雑踏を思い出す。

日本からタイ北部に瞬間移動する、味変としてはすごい振れ幅で、強烈にパンチが効いている。

パクチーありとなしを交互に食べ進み、シメはもちろん、ゆでたうどんに鍋の具材と汁をかけた――

皿に盛りつけた鴨鍋のシメのうどん

鴨鍋うどんだー!

もうこれ、食べる前からわかる――

鍋のシメのうどんを箸でつまんでいる

鴨肉のうま味たっぷりの汁にからめたうどんをすすれば、やっぱりこれ、止まらなくなる!

さらにパクチーを一緒に頬張れば、これまたタイ風になって、飽きる間もなくどんどん皿の中身がなくなっていく。

やわらかめのうどんには汁がよくからむし、このままおばあに食べてもらいたい。“クセつよ”のパクチーの香りも、好き嫌いは遺伝子で決まっているそうだから、僕が好きならおばあも好きなはず。

おばあは介護施設で、訪ねていくと眠っていることが多いけど、この刺激的な香りをかげば目を覚ますかも。また、僕が作ったものが食べられるようになったら、これを食べてまた点数をつけてほしい。というわけで、また明日、おばあに鴨鍋うどんを作ったこと、報告に行こう!